競技部門追加情報5

情報提供システム(情報開示システム)のシステムの仕様およびサンプルサーバに関する案内です。

 

情報開示システム利用に関するお知らせ

情報開示システムはアクセス時点でのオークションの出品状況、および各チームの入札履歴を参照するためのシステムです。
情報開示システムにはXML版とHTML版があり、どちらも提供される情報は同じ内容を含みます。

 

1.アクセス方法

情報開示システムへのアクセスには通常のHTTP通信を使用します。
なお、大会本番では各校が持参するコンピュータに必ず別に示すIP(添付ファイル,Excel形式)を設定してアクセスして下さい。
(DHCPによるアドレスの自動割り当ては行っておりません。必ず割り当てられたアドレスを使ってアクセスして下さい。また、本番のネットワークではDNSサーバやゲートウェイはありませんので、空白で構いません。)
なお、下のサンプルサーバへのアクセスに関しては、どのようなIPアドレスからでもアクセス可能です。

また各高専に割り振られた認識IDをGETリクエスト時にサーバに送信します。具体的なアクセス方法、及びURLの書式は以下のようになります。

【XML版】
http://[情報開示システムサーバアドレス]/get_procon.php?id=[認識ID]

【HTML版】
http://[情報開示システムサーバアドレス]/get_procon_html.php?id=[認識ID]

(※共に文字コードはUTF-8で出力されます。)

[情報開示システムサーバアドレス]はIPアドレスとなり、大会の受付時に配布される資料に記載される予定です。
また[認識ID]は各チームごとに割り当てられるランダムな識別文字列で、電子メールでお知らせしたものをご利用ください。
[情報開示システムサーバアドレス]は大会前日までに変更される可能性がありますので、変更に柔軟に対応できる形でシステムに組み込むよう心がけてください。(たとえば設定ファイル等による指定や起動時に指定できるようにするなど)
これらの情報は前日の受付時(資料配布時)から変更する事はありません。

その他の詳細なXML仕様やキャッシュ回避のアドバイス(HTML版も共通)などを【競技部門追加情報3】に掲載しています。必ず目を通すようにしてください。

 

2.アクセス制限

※前回のアナウンスから変更点があります。必ず目を通してください。

連続アクセスによるサーバ負荷と他の競技者への影響を抑えるため、リクエスト後、5秒以上経過しないと次のリクエストを受け付けないようにアクセス制限を変更しました。
もし5秒以内に次のリクエストを送信した場合、XML版でばエラーが出力され、HTML版ではその旨を記したメッセージが表示されます。
アクセス制限の場合は、そのアクセス制限になったリクエストから、さらに5秒以上経過しないと次のリクエストを送ることができません。(つまり、5秒以内でアクセスを繰り返せば永遠に結果は出力されません)
アクセス制限時には次のようなエラー結果が出力されます。

【XML版】
アクセス制限エラー.xml

【HTML版】
アクセス制限エラー.html

XML版では <procon> フィールド以下に <result> フィールドが出力され、その内
容が「NG」となります。
また、エラー内容が <error> フィールドに出力されます。
このエラー時の表示仕様はすべてのエラーで共通です。(成功時には前回のアナウンス同様、 <result> フィールド、及び <error> フィールドは出力されません)

今回、連続アクセス制限を採用する事になりましたので、前回アナウンスしたアクセス回数による制限は行いません。
ですが、全てのリクエストは常時監視されています。
過度のリクエストを送信したチームは、競技進行を妨げたと判断して失格とする場合がありますので、ご注意ください。

また、情報開示システムのネットワークと入札システムは物理的に切り離された複数台のサーバで稼動していますので、情報開示システムにどれだけ負荷をかけても入札システムへの影響はありません。ご安心ください。

情報開示システムへのDoS攻撃は他の競技者への妨害工作となりますので、絶対に行わないでください。
失格となる上、上記の通り入札システムに対し攻撃は無意味です。いずれかのチームのアクセス攻撃により競技者ネットワークが混乱した場合でも、情報開示サービスの提供はベストエフォートとし、再試合など運営側からの救済措置は行いませんのでご了承ください。

 

3.各種エラー出力

アクセス制限時のエラー出力に加え、出力される可能性のあるエラーについてサンプルを示します。

(1)ID認証エラー
指定した認識IDに誤りがある場合に出力されます。

【XML版】
ID認証エラー.xml

【HTML版】
ID認証エラー.html

(2)試合データ取得エラー
試合データが存在しない場合に出力されます。

【XML版】
試合データ無し.xml

【HTML版】
試合データ無し.html

エラー出力はアクセス制限と上記2種の、計3種類です。XML版のエラー出力の書式は、すべてアクセス制限時と共通です。

 

4.情報提供開始のタイミング

情報開示システムの情報提供が開始されるタイミングは、開始のカウントダウンが終わり、競技がスタートした時点からです。それまでは「試合データ取得エラー」が出力されます。

 

5.再入札時の注意

情報開示システムから提供されるデータは、アクセス時点で最新の落札成功/落札失敗が確定している履歴についてのみです。開札前の入札エントリーや選択済みの、再入札対象の履歴など、未確定の石についての履歴は出力されません。
特に再入札時には、再入札対象でない石の落札/失敗確定履歴は公開されますが、再入札対象の石に関する情報は出力されないという状況が発生します。(在庫数も再入札による落札分を除いた数となります)
このため、再入札が発生した場合では同じ入札回でも通常開札時と再入札開札時で出力内容が異なります。
情報開示システムの情報を用いて戦略を立てる場合は、履歴情報の参照タイミングには十分注意してください。
「競技部門追加情報5の訂正・補足」 に補足説明があります。必ずご参照ください。

 

6.過去の対戦履歴の公開

より高度な戦略立案を支援するため、全試合の履歴情報をすべての競技者に公開する事を予定しています。この情報を用いて、対戦相手の入札傾向の分析やシュミレーションが可能です。
公開される情報は試合終了時点での情報開示システムXML版、HTML版の出力データで、静的なファイル(.XMLファイル、.HTMLファイル)で提供される予定です。提供のタイミングは当該試合の終了後?次の試合終了までを予定しています。
配布方法は競技者控室に設置するローカルWebサーバからのダウンロードになる予定です。(一般的なブラウザからアクセス/ダウンロード可能です)
配布用ローカルウェブサーバのアクセスには、あらかじめ用意されたEthernetケーブル(RJ45)を用いた有線接続と、無線LAN(WEP無し)を用いた接続が可能になる予定です。
有線接続に使用するIPは競技用に事前に割り振られたIPを使用してください。
無線接続の場合はDHCPにてIPアドレスが自動的に割り振られます。
特に有線接続の場合は競技本番での接続テストにもなりますので、持ち込むPCのネットワーク設定に自信のない方は接続を試してみる事をお勧めします。
なお、対戦過去履歴の公開サービスはベストエフォートとし、提供タイミングや常時安定運用を必ずしも保障するものではありません。
また、アクセス攻撃等によるサーバダウンに対し、運営側が救済措置を行う事はありません。
競技者の皆さん一人ひとりがルールとマナーを守り、健全な運用がなされる事を期待します。(各競技者PCのネットワーク設定などサポートも運営側では負いかねますので、ご了承ください。)

 

7.海外チーム向け英語版システムの提供

海外チーム用に情報開示システムの各チーム名表記が英語になっている「情報開示システム英語版」を提供する予定です。出力される内容はすべて日本語通常版と同様です。
このシステムを国内の参加チームが利用する事は出来ませんのでご了承ください。

 

8.情報開示システムへのアクセステスト(サンプルサーバ)

下記URLにて本番で使用する情報開示システムのプログラムを用いて、実際に行ったテスト試合の結果を配信しています。
本番でもこのシステムと同様のものを使用する予定ですので、開発中の競技部門用作品のデバック/動作試験にご活用ください。

【XML版】
http://pro1.tsuyama-ct.ac.jp/get_procon.php?id=VVPZXG

【HTML版】
http://pro1.tsuyama-ct.ac.jp/get_procon_html.php?id=VVPZXG

上記の場合では、
[情報開示システムサーバアドレス]は「pro1.tsuyama-ct.ac.jp」、
[認識ID]は「VVPZXG」という事になります。
各高専に配布済みの認識IDを利用することもできますので、情報開示システムを利用するチームは動作確認を行っておいてください。
※ サーバのメンテナンスが終了し、認識ID「VVPZXG」でのアクセスは出来ないようになっています。各校に配布されている認識IDをご利用の上アクセス願います。

なお、配信されているデータは試合終了後のものであり、このテスト試合は以下の条件で行われました。

【対戦チーム数】

【初期TSUYAMA数】
500
【入札回数】

【各回の入札・再入札時間】
120秒

【ブース番号:チーム名】
1:一橋高専
2:二宮高専
3:三枝電波高専
4:四条高専
5:五月商船高専
6:六波羅高専
7:七夜高専
8:八島高専
9:九州高専

【入札回:最大落札石数/最大入札石数】
第1回:6/8個
第2回:4/6個
第3回:4/6個
第4回:4/6個
第5回:4/6個

【初期出品状況 石名/個数/最低価格】
A/25個/20[T]
B/25個/15[T]
C/25個/10[T]
D/25個/10[T] ← 初出時から訂正しました(20→25) 詳細はこちら
E/20個/5[T]
F/20個/5[T]
G/20個/5[T]
H/15個/5[T]
I/15個/5[T]
J/10個/1[T]
K/10個/1[T]
L/10個/1[T]
M/10個/1[T]
N/5個/1[T]
O/5個/1[T]
P/5個/1[T]
Q/5個/1[T]
R/5個/1[T]
S/5個/5[T]
T/5個/5[T]
U/5個/5[T]
V/5個/10[T]
W/5個/10[T]

このたび公開する情報開示システムによるサービスも、本番同様ベストエフォートとします。
現在の情報開示システムは開発中のものであり、メンテナンスのために予告無くサービスを一時中断する可能性があります。
また、予期しない動作をする場合があるかもしれませんので、その時は事務局までご一報ください。よろしくお願いいたします。